ある日突然、「近くで工事をしていて、無料で床下を見られます」とシロアリ防除の営業が訪ねてくることがあります。急に言われると、断りづらくて話を聞いてしまう方も多いはずです。先に結論をお伝えします。その場で契約する必要は、まったくありません。落ち着いて確認すべきことを、床下を見てきた立場からリストにしました。
この記事でわかること
- 営業が来たとき、その場で確認すべきこと
- 契約を急がないための、角が立たない断り方
- あとで冷静に判断するための手順
まず大前提:その場で契約しなくていい
訪問で受けた契約には、クーリングオフという制度があります。法律で定められた書面を受け取った日から8日間は、理由を問わず契約を解除できる場合があります。つまり、今日この場で決めなければいけない理由は、本来ありません。「今日中なら安くします」と急がされたときこそ、いったん立ち止まってください。
その場で確認する5つのこと
話を聞くこと自体は問題ありません。聞くなら、次の5つを確認してください。
- 会社名・所在地・担当者名を名刺で確認する
- 見せられた床下写真が、本当に自分の家のものか(撮った場所を一緒に確認する)
- 何が問題で、なぜ工事が必要なのかを、専門用語なしで説明してもらう
- 見積の内訳(何にいくらか)を出してもらう。「一式」だけは避ける
- 今日契約する必要が本当にあるのかを、はっきり聞く
この5つにきちんと答えられ、急がせない相手なら、まじめな業者の可能性が高いです。逆に、ひとつでもはぐらかされたら、その場での契約は見送りましょう。
急がされたら、いったん止める(断り方の例)
角を立てずに断るには、こんな言い方で十分です。
- 「家族と相談してから決めます」
- 「他社にも見てもらってから判断します」
- 「書類を残していってください。こちらから連絡します」
まじめな会社なら、これで引き下がります。食い下がって契約を迫るようなら、それが答えです。
あとで冷静に判断する手順
その場を離れたら、次の順番で確かめれば大丈夫です。
- 家の売買契約書類・保証書を見て、新築時の防除施工と保証期限を確認する
- まだ保証期間内なら、まずご購入時のアフターサービス窓口(元請け)に相談する
- それでも工事を考えるなら、複数の会社に見てもらって比べる
まとめ:急がせない相手を選ぶ
シロアリ防除は、急いで決める工事ではありません。その場で契約しない——これだけで、後悔する契約のほとんどは避けられます。必要なときに、信頼できる相手と、納得してから。点検やお見積りの窓口は、お住まいの元請け(ご購入時のアフターサービス窓口)です。
この記事を読んだら、次は
□ その点検が信頼できるか見極めたい → シロアリ点検は怪しい?悪質業者の手口と信頼できる点検の見分け方
□ 依頼する場合 → ご購入時のアフターサービス窓口(元請け)へ。売買契約書類・保証書の巻末に連絡先の記載があります
□ そもそも予防が必要か知る → シロアリ予防は必要ないのか
よくある質問
Q. 訪問のシロアリ営業は断ってもいい?
A. もちろん断ってかまいません。無料点検を受けても契約する義務はありません。その場で契約を急がされたら、はっきり断って大丈夫です。
Q. その場で契約してしまったら取り消せる?
A. 訪問販売による契約は、法律で定められた書面を受け取った日から8日間はクーリングオフ(契約解除)できる場合があります。取り消したいときは、早めに書面で通知しましょう。
Q. 本当に必要な工事かどうかは、どう見分ける?
A. その家の床下写真で状態を見せてくれるか、不要なときは不要と言うか、契約を急がせないか。この3点がそろえば、信頼して検討してよい相手です。
ホームキーパー|家の見えない場所を、診て、守って、記録する。「建物ケア」の会社です。