「シロアリ点検って、なんだか怪しい」——そう感じている方は少なくありません。残念ながら、不安をあおって急いで契約に持ち込む業者がいるのも事実です。ただ、点検そのものが怪しいわけではありません。手口のパターンと、信頼できる点検の見分け方さえ知っておけば、その場で落ち着いて判断できます。床下を見てきた立場から、正直にお話しします。
この記事でわかること
- よくある悪質な手口のパターン
- 信頼できる点検の見分け方
- その場で契約しないための判断基準
なぜ「怪しい」と感じてしまうのか
理由ははっきりしています。床下は、住んでいる人が自分では見られない場所だからです。「大変なことになっていますよ」と言われても、本当かどうかを自分で確かめられない。この”見えなさ”につけ込む売り方が、点検全体のイメージを悪くしてきました。だからこそ、確かめられる「証拠」を残すかどうかが、信頼の分かれ目になります。
よくある、注意したい手口のパターン
私たちが見聞きしてきた中で、注意した方がいい進め方を正直に挙げます。
- 「無料点検」のあと、その家の写真も見せずに「今すぐやらないと危ない」と急かす
- その場での契約、今日中の契約を強く迫る。値引きを口実に判断を急がせる
- 見せられた被害写真が、本当に自分の家のものか確認できない
- 見積が「一式」だけで、何にいくらかかるのか内訳がない
信頼できる点検の、4つの見分け方
逆に、次のような点検なら安心して任せられます。
- その家の写真を見せる:実際に床下に入り、着工前を含めたその家の写真で状態を説明してくれる
- 不要なら「不要」と言う:急がなくていい家に、正直に「今回は不要です」と言える
- 使う薬剤を説明できる:認定薬剤かどうか、安全性を含めて説明してくれる
- 急がせない:持ち帰りや相見積もりを歓迎し、家族と相談する時間をくれる
本当に必要な工事なら、急がせる理由はありません。「よく考えてください」と言える会社ほど、信頼できると思っています。
その場で契約しないための判断基準
もし訪問や点検で契約を勧められたら、次のことを思い出してください。
- 今日中に決めない。「家族と相談します」で大丈夫
- 見せられた写真が自分の家のものか、その場で確認する
- 見積の内訳を出してもらう
- 気になったら、別の会社にも見てもらう
まとめ:証拠を残す点検を選ぶ
点検が怪しいのではなく、証拠を残さず急がせる進め方が怪しいのです。写真と報告書で状態を見せ、不要なら不要と言い、急がせない。その点検を選べば、シロアリ対策はこわいものではなくなります。点検やお見積りの窓口は、お住まいの元請け(ご購入時のアフターサービス窓口)です。
この記事を読んだら、次は
□ そもそも予防が必要か迷っている → シロアリ予防は必要ないのか|不要なケースと必要なケース
□ 依頼する場合 → ご購入時のアフターサービス窓口(元請け)へ。売買契約書類・保証書の巻末に連絡先の記載があります
□ 家を長く守る考え方を知る → 建物ケアという考え方
よくある質問
Q. シロアリの無料点検は受けても大丈夫?
A. 受けても問題ありません。ただし、その場で契約せず、点検した箇所の写真と報告書をもらい、家族と検討してから決めましょう。今日中の契約を急がせる業者には注意してください。
Q. 点検で「被害がある」と言われたら?
A. まず、その写真が自分の家のものか、被害箇所を実際に見せてもらって確認します。すぐに契約せず、別の会社にも見てもらってかまいません。本当に被害があるなら、複数の目で見ても同じ結論になります。
Q. 信頼できる業者の特徴は?
A. 不要なときは不要と言う、その家の写真と報告書を残す、使う薬剤を説明できる、契約を急がせず相見積もりも歓迎する。この4つがそろっていれば、まず信頼して大丈夫です。
ホームキーパー|家の見えない場所を、診て、守って、記録する。「建物ケア」の会社です。