「排水管の高圧洗浄を行います」と案内が来たとき、多くの方が気になるのは「家のどこを触るのか」「水は使えなくなるのか」「何を片付けておけばいいのか」だと思います。

先に全体を言うと、洗浄するのはキッチン・お風呂・洗濯排水・洗面台と、外の汚水マス。室内と外まわりの両方を作業します。準備してほしいのはシンク下の荷物と、外の汚水マスの上をあけておくこと。年間約4,000件の建売住宅を点検・施工しているチームの立場から、当日の流れを順に説明します。

この記事でわかること

  • 排水管高圧洗浄で、家のどこを洗浄するのか
  • 前日までに済ませておきたい準備のチェックリスト
  • 当日の水道・電気の使用など、知っておきたい注意点

洗浄するのはどこか|室内と外まわり

高圧洗浄というと外の配管だけを想像されがちですが、実際は室内側からも作業します。

  • 室内 — キッチン、お風呂、洗濯機の排水、洗面台。各排水口のトラップ(水が溜まる部品)を外して清掃し、そこから配管の中を洗浄します(※トイレは対象外です)
  • 外まわり — 敷地内にある汚水マスの蓋を開けて、マスの中と、マスからつながる配管を高圧の水で洗浄します

室内から流した汚れを外の汚水マスで受け止めて回収する、という流れです。だから室内と外はセットの作業になります。

室内キッチンお風呂洗濯排水洗面台排水管汚水マス(屋外)
室内の4か所と屋外の汚水マス・配管をまとめて洗浄します

前日までのチェックリスト|お願いしたい準備

  • キッチンシンク下・洗面台下の荷物 — 排水トラップを外して作業するため、中の物を出しておいてください
  • 外の汚水マスの上をあける — マスの上に車が停まっていたり、防草シートや物置で覆われていたりすると作業ができません。敷地のどこにマスがあるか(丸や四角の蓋です)、隠れていないかを確認しておいてください
  • 洗濯機まわり — 設置状況によっては排水口がふさがって施工できない場合があります。動かせるようであれば、当日動かせる状態にしておいてもらえると確実です
  • 外の水道(散水栓・立水栓) — 洗浄に使います。使える状態か確認をお願いします
  • 電気 — 作業でコンセントをお借りします

当日の注意点

作業中は、洗浄している系統の水まわりは一時的に使えません。とはいえ一日中使えないわけではなく、作業員が「今どこを洗浄しているか」を伝えながら進めます。トイレは洗浄の対象外なので、基本的には普段どおり使えます。

賃貸や分譲地で「隣の家と汚水マスがつながっているのでは」と心配される方もいますが、戸建てなら敷地内で完結するのが基本です。作業前に範囲を説明しますので、疑問はその場で聞いてください。

作業のあとに確認すること

私たちは作業前後の写真を撮りながら進めて、写真付きの完了報告書をお渡ししています。排水管の中は普段見えない場所です。洗浄前にどれだけ汚れが付いていて、洗浄後にどうなったか。写真で見比べると、数年に一度この作業をやる意味が一番よく分かります。

まとめ|準備は「シンク下」と「汚水マスの上」の2つから

排水管高圧洗浄の当日は、室内4か所+外の汚水マスの作業。準備はシンク下・洗面台下の荷物出しと、汚水マスの上をあけておくことの2つが押さえられれば十分です。日程の相談や気になる点は、案内をくれた元請けの窓口へどうぞ。点検・お見積り・保証の窓口は、お住まいの元請けです。

よくある質問

Q. 作業中、水は使えますか?
洗浄中の系統は一時的に使えませんが、作業員がどこを作業しているか伝えながら進めます。トイレは洗浄対象外のため、基本的に普段どおり使えます。

Q. 汚水マスがどこにあるか分かりません。
敷地まわりにある丸や四角の蓋が汚水マスです。見つからない場合は当日作業員が確認しますので、そのままで大丈夫です。上に物や車がないかだけ気にしておいてください。

Q. どのくらいの頻度でやるものですか?
戸建てなら数年に一度が目安です。キッチンの流れが遅い、排水口から臭いがするといったサインがあれば、頻度に関わらず一度相談してください。

この記事を書いた人|ホームキーパー施工チーム

年間約4,000件の建売住宅の床下と排水管を点検・施工する、建物ケア専門の施工チーム。しろあり防除施工士が在籍し、公益社団法人 日本しろあり対策協会の認定薬剤を使用。再委託しない自社施工で、着工前・施工中・完了の写真付き完了報告書を標準でお渡ししています。建物ケアという考え方 →

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